リーダーになったらやること、やってはいけないこと
2022年3月より読書ノートを作ります。
悩んでいることがある(毎日…)、その解決のアイデアが知りたい!
そんな時は本に頼ります。
心が動いたり気付いたことをまとめて、自分の考えや行動に移し、少しずつ解決に近づけたらいいな…
そんな思いで読書ノートを作ります。
もしよく似たことで悩んでいらっしゃる方がいたら、共有していただけると幸いです。
でも…人は「自分の都合のいい情報を抜き出しやすい」らしいので、
私のこの読書ノートは
「私に都合のいい情報だけ」を厳選している可能性は高い!と思います。
その辺は、悪しからず…。
ああ、悩ましい。疑問、悩み事。
- 人が一緒に行動すると、何かしらの作用、反作用の力が働く。
- 年度末だなあ…、人事が動く。
- 組織が動く。
- 組織は生き物。一年として同じことはない。
- だから同じ方法では運営できない。
- さあどうする!おまえならどうする!
私の職場ではこれから人事が動きます。
個人レベルで見れば、部署や勤務地が変わる人、役職に就く人と去る人といった動きがあります。
当たり前ですが、それに伴い職場に変化が生じます。
生きている。
組織は本当に生きていると実感する今日この頃です。
芽が出て、花が咲き、ぐんぐん横へ縦へ伸びていく時期もある。
と思いきや、ある日突然(いや前兆はある…)ばたん!倒れこんでしまい、枯れることもある。
でも倒れこんだ先でまた地に根を生やし芽を出すこともある…。
長く仕事をしているとそんな場面に直面する機会も何度かありました。
私は?というと、キャリアについて、その去就について、いろいろ深堀する「ええ年」になってきました。本屋さんやアマゾンで見つけたリーダー論、組織論、集団力学などビビビと来たものを読んできました。これ!という答えはなく、トライ&エラーの繰り返し。。そんな試行錯誤中に見つけた雑誌がこちら。
今回読んだ本はこちら↓
「やってはいけないこと」っていう文字に飛びつきました。なんかいいフレーズでしょ?やることはいっぱいあるだろうけど、やらないことを選んでいく。エフォートレス思考真っ只中の私にはぴったりのタイトルでした。
心が動いたこと
①リーダーになったら、やらなくていいことを部下と相談しながら決めていく。
やらなくていい仕事はできるだけやらない。ただし自分一人で決めるのではなく、部下と相談しながら決める。仕事の作業の優先順位を部下に付けさせる。それらをチェックし、必要なら訂正やアドバイスをする。仕事は予測のゲーム。予測、修正、実践、振り返りを繰り返す中で、無駄な仕事を減らしていく。
②目標や自分の考え方を伝える。
上層部が挙げた戦略を自分で解釈し、自分が率いるチームメンバーにわかるようにかみ砕く。それをチームの目標に当てはめ、次いで部下個人の目標に落とし込んで腹落ちさせる。「なぜそれをするのか?」「達成するとどのように良いことがあるのか?」を伝える。実例や箇条書きにするとわかりやすい。
③イチゴケーキの上のイチゴを食べるな!部下がすべき仕事を自分がやってしまうな。
リーダーになったらプレイングマネージャーにはなるな。自分がやった方が早いこともある。しかしそれは組織全体で見たら良質な仕事を生む結果につながることばかりではない。特に部下育成の観点からすると避けるべきこと。リーダーの仕事の部下育成を怠るな。
これ、実践しよう
①今年度の職場グループの目標をわかりやすく提示し、やらないことを一緒に考える。
やることが多すぎて、過労気味になっていることがたくさんある。自分というより周りの人たち…。残業が常態化し、3時間4時間オーバーが当たり前になっています。勤務時間をオーバーしてまで仕事をしているのは
効率が悪いか、
力不足か、
業務量が多いか。
どれも当てはまりそうです。
でもここで難しいのが個人の価値観。
業務量の「多少」は「個人のとらえ方」という人もいます。質を落とさないためには勤務時間をオーバーしてでも仕上げなければ!という雰囲気がどことなくあります。
そうした個人の考えに変更を加えるなんて私にはおこがましいことではありますが、きっと仕事をしていると、これは別にしなくてもいいのではないかな?と思っている小さなステップがみんなそれなりにあるはず。今年はそうした小さなことを見つけて減らしていくことから始めてみたいです。会議の方法、印刷をしないでデータで確認、資料の必要性の有無などなど。列挙することから始めます。
②自分の考えをいつでも話せるように「仕事を進める○箇条」を作る。それを実例と一緒に伴わせておけば、話すきっかけを自分が見つけやすい。伝えやすい。
考えました!佐々木常夫さんを参考に。
Yuchocolifeの仕事を進める8箇条
①明確な目標を設定し、原理原則に従う。
②目的を踏まえた最短コースを選ぶ。
③PDCAを回す(失敗OK。挑戦している証拠)。
④シンプル主義(事務処理、管理、資料など)
⑤自分の考えを明確化。
⑥相手に同調ではなく共感する
⑦自己研鑽
⑧自分を大切にー相手を大切に
後は実例と重ねるだけ。でも今日はまだできていません…。
③ワーキンググループを立ち上げて動いてもらう。だけど「任せて任さず」。
一人ひとりが問題に対して主体的に考え動くことができるように、小さなワーキングを作って運用していく。そのグループのねらいをわかりやすく伝えることが私のミッション。
どれもが関連するワーキンググループになりそうなので、どのように関連付けながら、それぞれ独立性を保って議論を進めることができるか…、私の浅はかな知恵では難しいところですが、いろんな人にアドバイスをいただきながら進めていこうと思います。
「任せて任さず」
これが大事だなあと思いました。広島カープの監督さんの言葉でした。任せるけれども任せっぱなしにしない。進捗状況を報告してもらったり、あるいは逆報連相をしかけたりしながら、意思疎通を怠らないように気を付けます。自分の考えを伝えて、相手の考えを知る。人のこと…どうしても好き嫌いはありますが、仕事する上で決定的にこの人はダメだ、という人はいない(はず)。その人の仕事に対する考え方などを聞き、仕事を任せて、任せて任さず、自律した集団をめざしたいものです。
樺沢先生の本には精神をすり減らしてまで職場の人間関係の改善に全力を尽くす必要はない、とはっきり書かれています。その通りだと思います。人間関係をよくすることはしませんが、組織としてよりよい方向に進むようなリーダーシップがとれたらなあとは思っています。ちょっと心配なのが、ミドル期の人たちが仲良しこよしで仕事をしようとしていることと、影響力の強い人の意見や考えに同調しておけば安心という雰囲気になっていること。この点も任せて任さずワーキンググループで何とかいい方向へ向かわないかなあ。仲良しこよしや同調が絶対悪い、てことでもないでしょうし、その気持ちもわかるのですが、ん…その点を理解していないと自律した集団に至るには程遠いかもしれません。個人の実力アップも難しいでしょう。
そんな職場になぜする必要がある?
誰も求めていない?
かもしれません。
しかし、人手不足の昨今。AIにはまだできない職種。いろんな人に安心して働き続けてほしいのです。組織としていろんな人の「良さ」が保てる職場になってほしいんですよねー。
「失敗しても、まあいいか」で、いろんなプロジェクトに4月からも挑戦していこうと思います。