小学校最後の学習発表会 - 私のシンプルな幸せの作り方

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ウグイスに会えました。

今日は小6の娘の学習発表会がありました。小学校最後の発表会です。このコロナの感染状況をみると、開催されるのかどうか、保護者の間でも話題になっていました。きっと先生たちもいろんなことを考え、悩み、決めてくれたのかと思います。だって前日に「予定通り、実施します」というプリントが配付されたんですもの。

仕事がありましたが今日は年次休暇を取らせていただき、足早に学校へ向かいました。その途中、うぐいすに会えました。まだ鳴いてはいません。昨日まで雪が降っていたのだから当たらり前ですよね。でももうすぐ春がやってくるなあと実感しました。

発表会を見て感動…

イベントごとにはダッシュで駆け込むことが多い6年間でした。でも今回は開始時間10分前には学校に到着しました。びっくりしたのがもうすでに何人もの保護者の方たちが入場のために並んでいらっしゃったとこと。ゆっくりパパやママの顔を見ることも少なかった6年でしたが、改めてお会いして並びながらゆっくり話すこともでき、駆け込むばかりじゃだめだな、こんないい時間を持てるんだとしみじみしました。

開場後、消毒をして出欠確認をして着席。もう子どもたちはスタンバイをしています。見知った子もいましたが「はじめまして」といたくなるくらいに成長している姿に驚きます。加えて、マスク…。これは仕方がないですが、わが子を見つけるのも一苦労でした。

発表会はとても素敵な構成です。全員での合唱（歌詞を変えたり、輪唱をしたり変化球のある歌が2曲ほど）、クラスごとの合奏、みんなで合唱、挨拶です。

随分と前から合奏の話は聞いていました。子どもたちで決めたそうです。「よるにかける」「群青」「プリテンダー」ととても今どき。木琴、鉄筋、ピアノ、鍵盤ハーモニカ、アコーディオンと多様。驚くのがどの曲もドラム担当の子がいて、どこかでならっているのかなと不思議になるくらい上手なんですよね。うちの娘はなぜかアコーディオン！なんで、そんな難しそうなものを選んだ…。学校では少ないアコーディオンをみんなで調整する必要があり、思うようなタイミングではなかなか練習ができないようでした。買ってほしいといわれるかと思っていたら、主人が愛用している天下の「メルカリ」さんでアコーディオンをみつけて買ってくれました。

わが子の発表はドキドキしてカメラを握りしめてみていましたが、他のクラスの合奏はね、なんだかぽろぽろと涙が出ました。

特に保育園の0歳児時代から一緒のお子さんもいてて。12年前のことから今までのことを走馬灯のように思いだしてしまいました。そのお子さんたちと昔はよく一緒に遊んでいましたが、それぞれ趣味や興味が違ってきて、一緒に遊ぶこともなくなりました。それも成長の一つかと思います。

でもみんなかわいいんですよね、終わったら帰る時に「私どうだった？」という表情で笑顔で話しかけてきてくれるんです。「上手だった！！！」「素敵だった！！！」本音でそれしか言えませんでした。

最後に担任の先生方、音楽の指導の先生がそれぞれ挨拶をしてくださいました。それぞれとても心に残るお言葉でしたが、音楽の先生の一言がすごく胸に突き刺さってます。

よく子どもたちの一生懸命な姿、きれいな歌声に心が救われるっていいますよね？

「こんな時代になり、練習が思う様にできないこともありましたが、子どもたちは私の知らないところで懸命に練習をしていました。そのひたむきな姿、美しい歌声に心が打たれます。」

こんな時代、コロナの時代。できないこともたくさんありました。

子どもたちの発表にも「まさか、4年生のプールが小学校で最後のプールになるとは思いませんでした。」というフレーズがありました。

そんなことの連続。それでもみんな、先生の言葉をお借りすると「ひたむきに」毎日生きています。

子どもたちの歌声が、いろいろ悩んでばかりの自分に降り注ぎ、何を小さいことで悩んでいるんだい、そこのアラフィフおばちゃん、僕たち・私たちはこうして毎日生きているよ、と話しかけてくれているようでした。

守っている、つもりが、ああ、こうして子どもたちに生かされている、守られていることがたくさんあるんだなあとしみじみしました。