問題はみんなで解決しよう
変化と自分が大切にしたいことのバランス(仕事)
仕事でこんなことがありました。
自分が今まで大切にしたいと思い持ち続けてきた軸がある、それを後輩に伝えたいと思う、その努力もしている(しているつもり)、時代も人も急速に変化する。大切にしたい軸と急速な変化にどう軸を持って働けばいいのか?いや、違いますね、ちょっと言葉足らずでした。軸自体は変更しなくていい部分もありますが、軸を実行するのにその周辺の自分の考え方、やり方をどう変化させたらいいのか。
試行錯誤していますが、失敗が続いている気がします。
今年上司が変わりました。この仕事の原理原則を全て知り尽くしているのではないかと思うような上司です。疑問に思ったことを質問をすると、根拠となる資料などのもとに、理由を添えてご自身の意見や考えを教えてくださいます。
その上司が良く言うのです。
「プロジェクトチームを立ち上げて、この問題に取り組んで下さい。」
正直、プロジェクトチームを立ち上げるということは、先輩・同僚・後輩が今現在抱えている仕事量に対して「上乗せ」になります。その代わり何か一つ仕事を減らすということはありません。いくつものプロジェクトチームを立ち上げて仕事を進めることが本当にいいことなのかどうか私は疑問に思っていました。
実際ある案件を抱えています。その案件に関わる関係部署もあります。
ゼロからその関係部署で話をするのは時間もかかるし労力もいる、ある程度たたき台を作ってから提案をしようと思い進めていた案件です。
ところがいざ提案の段階になると、「トップダウンすぎる」「変える必要があるのか」「もっとみんなの意見を吸い上げて作るべきだ」という意見がたくさんあげられました。
大反省です。
上司にこの結果を報告すると、「内容自体は間違ってはいないと思う。ただ今回君が反省すべき点はやはり進め方にあるのではないか?」と言われました。いい年して反省しています…。
最初にあげた急速な変化に伴い、私の得意な部分と、時代が求めている部分を得意とする人と、周りが求めている人、どこかがずれていたのかもしれません。
日々経験している問題解決法だ…。
よくよく考えてみると、日常的に困ったことがあると何をしているかと言えば、ググっています。ツイッターをチェックしています。ブログを検索しています。飛躍しすぎかもしれませんが、結局仕事もこのスタイルで行くべきなのかなと今回のことで思いました。たたき台といえども問題を解決しようとする際には、 みんなでやればいいのだ。
自分の意見を発信することができる世の中になり、いろんな人が解決案を持っているということを日々実感しているのに、なぜ仕事でその感覚を外してしまったのか?きっと自分が大切にしたいと思っていることが、違う角度の意見を持つ人と交わることで、実行できなくなってしまうのではないかという独りよがりな点があったのだと思います。
もしかするとそれは今の時代だからというわけではなく、働く中で、人と人が一緒に生きていく中で、必要なことでなんだろうなと言う気もします。
ここで私が天秤にかけてしまうのが、ワークライフバランスです。仕事の量を「多い、少ない、適量」と捉えるのは、個人によるものかもしれません。私は仕事と家庭の時間配分を良い塩梅にして、家族との時間を大切にしたい、今そういう生き方をしたいと思っています。でもみんながそうとは限らない。なのに「それがみんなの人生にも必要だ」とかなり独りよがりなフィルターを掛け、ある意味押し付けようとしていました…。
(これも独りよがりかもしれません。書いていてちょっと問題の本質がずれてきた気がします…。言葉にして整理したかったのですが…。)
チームで動くというのはなかなか難しいですね。
でも、上司の言っている意味が少しわかりました。
「問題はみんなで解決しよう」
当たり前のことなのでしょうが、私の反省です。この案件、どうしたらいいのかまだ答えは出ていませんが、少なくてももっとみんなに頼ろうと思っています。