お金の教育
週末に小6の娘が尋ねてきた質問が衝撃でした。
「ママ、FIREってどうやったらできるの?」
小さなころからお金に関しては、シビアな感覚を持っていて(私に似ていない…、えらい!)夏祭りに行っても、外食に行っても、「いらない」「もったいない」と
お金を何に使うかは、自分の軸を何となく持っているような子どもです。
「FIRE」
Financial Independence, Retire Early
(経済的自立と早期リタイア)の頭文字をとったもの
資産運用による経済的自立をめざす(らしい)。
遅ればせながら、我が家もお金に働いてもらっています。
細々すぎるし、遅すぎるし、プラスの収益があるかどうかわかりませんが、資産運用の勉強をしています。
自分の老後のため?!にしては微々たるもので、目的は子どもへの影響力。
資産運用の話を何となく家の中でしていたら、子どもたちが将来、どう経済自立をしていくか、少しでも参考にしてくれたらいいかな、という思いでやっています。
あつもりのカブも買っています。
しかし正直、自分の老後のお金は心もとない状況。
お金のこと、経済のこと、政治のこと、何となく学校で習ってはいたけれども、暗記ゲーム(!?)をどう攻略するか、という勉強だけに力を注いでいました。
独創性、発想力、想像力、この3点は大の苦手。
こうして文章を書くのも苦手。(だから鍛えている最中)
今となっては働く武器に暗記がどれほど役に立っているのかわかりませんが、学校は今も昔もさほど変わってはいないようです。
しかしながら、テストの回数や評価の仕方を変えたり、問題に対する答えだけでなく
どう考えるか、どう表現するか等、教え方に関してもたくさん工夫、変更をしてくださっています。
でも、大きな変更はあまりないのも現実。
歴史の勉強を聞いていても、やっぱり遠い過去から勉強して、現代史はさらーっとする程度のようです。(教えることが多くて時間がないのかも)
その現状をみていたら、お金の勉強なんて35年ほど前と、今と、大差ないだろうなあと思っていました。
教科書の内容を教えました、経済自立をどうしていくか?あとは自分で考えてね、という感じかなと。
ところが!「FIRE」を小6の娘が聞いてきたんです。
「なんで知ってるの?」と尋ねると、「先生が教えてくれた、授業で」とのこと。
おーーーーー!すごい。担任は私と同年代の女性。
学習指導要領で示されているもの(何を教えるか、どう教えるか)だけでなく、
今の時代にマッチする情報をどう伝えるか、
その選択は教師のセンスにかかっているのではないかと私はつくづく思います。
その小さなエッセンスを伝えてくださった担任…。
これまでもいろんなことを教えていただき、多方面でわが子を救っていただいたこの先生には本当に感謝しかないのですが、今回の一件で更に感銘を受けました。
こどもの学校滞在時間は、私と家で過ごすより長い。
お金の自分軸を持っている娘に刺さる勉強であり、きっと彼女の生きる力の一端を担う
素敵な勉強になったと思います。
実現させるかどうかは別として、そんな考えもあるんだなあと気付けたかと。
貴重な子ども時代を素敵な先生と出会えて、感謝です。
どんな経済自立をしていくのか。娘の選択をできればそばで見ていきたいです。