私のシンプルな幸せの作り方

家族とコーヒーとお菓子作りと自然が好き❤️毎日幸せを見つけたいアラフィフ日記

楽しむ手伝い・小4娘の1,2,3で畳めちゃう~♪

何をするにも目的を持ってしまう私…。

この前の岸見先生の本=「ゆっくり学ぶ」を読んで、確かに自分は「目的と競争」のある勉強ばかりしていました。

夏休みの宿題も、小学校1年、2年の頃は楽しくて、丸付けすることするすら楽しくて、取り組んでいました。でも高学年になるにつれ、「さっさと終わらせよ…」と夏休みが始まって一週間ほどで片づけていた記憶が…。もちろん!?読書感想文も自由研究も図工の製作も…見れた代物ではありません💦

 

さっさと終わらせて夏休みを謳歌したかったもかもしれませんが、宿題は完全に「作業」となり、そこに学ぶことの意味や楽しさはありません。すっかり競争の教育に埋もれていきました。

 

さて話は変わって、小4次女です。ものづくりがとても好きなんです。しかも、その辺の材料を使って。自由に、決まりに縛られず。

ただ、そんなに手先が器用な方ではないので、出来上がった作品は家族以外の人が見ると「見目麗しい大傑作!」とは思えない代物かも…。当然、親からすると、すべてが大傑作なんですけどねー。

夏休みなので、お小遣い稼ぎもかねて、お手伝いをしています。洗濯物たたみです。気が向いたら自分の机の周りを片づけているので、まあ向いている部類の手伝いです。なので、そんなにいやいやしているわけではないのですが、先日「ちょっとママ、作りたいものがある!」とiPad片手に交渉にやって来ました。

ほら、よく「Tシャツを簡単に畳めるグッズ」みたいな既製品があるんですけど、それを段ボールで作りましょう!という動画をYouTubeで発見したそうなんです。

www.youtube.com

畳んだ時に服の大きさをどの程度にするかを決めて、そのサイズの段ボールを6枚作ってガムテープで張り付けるだけ。

(※この動画を見ると、しばらく何とも言えに○協和音の歌が頭の中でぐるぐる回るのでご注意下さい。私は好きです)

早速動画を確認したら大興奮!「これこれ、これ作りたいねん!」と。段ボールはアマゾンマニアの私なので家中にたんまりストックされているのですぐにとりかかりました。

今の学校では段ボールを使った制作やカッターの使い方も図工で教えてくれるんですね。「カッターは1か2だけ出す!」とか「こっち向きは切りやすいけど、こっち向きは慎重に」とか。学校で勉強したことがしっかり生かされています。

そして出来上がったのが、こちら↓

1 表を段ボール面に置いて

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2 パタン
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3 パタン

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4 下をパタン
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出来上がりー!
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本当に、1,2,3で畳めちゃうんです!これは馬鹿にできません。あったらとっても便利。

でもこのままでは終わらない娘ちゃん。「もっと飾ろう!」という意欲がむくむくわいてきて、ご飯もそこそこで制作に没頭!結局途中でストップさせましたが夜10時までちょこちょこ手を加えていました。

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じーじが「これはあれか?夏休みの宿題か?」と尋ねたところ、「違う違う。作りたかっただけ。」とのこと。え!!!!うそ!!!!これだけ時間かけているのに、宿題として提出しないの?!

そう、娘は確かに「作ること自体を楽しんでいる」だけだったのです。

なんて非効率な…と思った私はすっかり「目的」と「競争」に埋もれた人間なんでしょう。でも私がこれから生きていきたいライフスタイルは、娘のこんな姿。世間一般で見ると、細部まできちんと丁寧さが施された「傑作」とはいかないものかもしれませんが、自分が楽しかったらそれでいいやん。

あの人より上手に作りたい!と(心の中で)躍起になって、「私、作ることが趣味なんです~」とか言いながら作品を作る。で、あんまりうまくできなかったと意気消沈する。で、「あ、私には向いていない」とやめてしまう、別に商品として売り出すわけでもないのに…

とはいうものの、そんな時代も必要なのかもしれませんね。経験としては確かに私の中では残っている。だから今の私がいて、これからは「目的や競争」にとらわれない「学び」をしたいと欲するようになったのかも。

小4娘が制作を始めると、部屋中が材料で埋め尽くされます。片づけようという意志は、本人も私もない。「先生、この辺で今日はやめましょうか?」と声掛けをするので精一杯。だってやめてくれるかどうか「掛け」なんですよ。そして、材料を出しっぱなしにして寝てしまうので、朝、目が覚めて、散らかりまくったリビングを見て「ぎょ!」とすることもたびたび。まあ、それも子育ての醍醐味か~と思い、そのままにして(ここが私…。片づけるのが面倒…。いけませんね…何度も反省し、頑張ろうとしましたが、無理でした…。)朝の身支度を始めます。

こうした作品作りが始まると、半分冗談で半分本気で娘のことを「先生」と呼んでます。考えたら本当に私の人生の「先生」。頭が下がる今日この頃です。